英語はウイルスだ!――

世界中で猛威をふるう覇権言語の歴史と仕組みを

フランス人の女性著者が詳細にかつ批判的に解析

 

増補新版 英語への旅

世界を席巻する言語の正体

 

ジュヌヴィエーヴ・エルヌフ 著

内田 謙二 訳


 

 

◆ 発行:2022年5月

◆ 判型:四六判

◆ 頁数:272頁  

◆ ISBN978-4-87196-086-1

◆ 定価:2,200円+税

 

世界中で猛威をふるう覇権言語の歴史と仕組みを

欧州人ならではの視点から詳細に、かつ批判的に解析し、

わたしたち日本人にとって

かけがえのない“免疫”=母国語を取り戻す術を具体的に提言する。

 

「R」と「L」の聞き分け方等、他の書籍には載っていない、

この本ならではのユニークで役立つ知識や情報が満載。

 

■著者紹介■

 

ジュヌヴィエーヴ・エルヌフ

 1945年2月13日、フランス国ロワール・エ・シェール県ラモット=ブーヴロン村生まれ。トゥール大学医学部、薬学部、理学部卒業。薬学国家博士。上ノルマンディ大学医学・薬学部教授、厚生省付き薬事監察官等歴任。著書に『Premiers Pas au Japon』など。


■訳者紹介■

 

内田 謙二(うちだ・けんじ)

1940年3月17日、韓国釜山市生まれ。東京大学卒業後、渡欧。現在はフランス在住、著者のパートナー。欧州特許および商標弁護士。著書に『ヴィンテージ・カフェからの眺め』『チャオとの夜明け』など。

 

■もくじ■

 

はじめに


英語の世界化、ジャンヌ・ダルクの罪?/英語は鯨に乗って日本へ/「マックドナルズ」日本初の英語塾/日本人が英語を話し始めるとき/英語、この育ちの悪い言葉/英語はどのように出来たか/英語、フランス香水で装ったドイツ輸出品/フランスはなぜ英王家を愛し、英語を憎むか/英語と仏語の関係/ビスマルクができなかったこと/英語化への抵抗、ドイツ版/ドイツの復讐/一番乗りの悲劇、北米大陸版/ラ・サール神父、ミシシッピー河を下る/カナダでの戦い/英仏、仲の悪い 2 卵性双生児/インド大陸での争い/南太平洋での睨み合い/カナダ、その後/日本への旅/日本語は悪魔の言葉/国語への愛情/英語はお茶と共に米国へ/英米の辞典争い/「コモンウエルス」対「国際仏語圏機構」/英国の悩み/イギリス英語の行方/英語は変種し、米語となる/英米語の方言/多言語話者の特典/英語が東洋化するとき/ヤマト英語、ジャパニッシュ/米語の内爆/英語離れの時代を待ちながら/最初のグロービッシュはアフリカ語だった/世界が英語へ突進を始めた! /複栽培人間への誘い/2カ国語を使う子供の利点と欠点/イストワール・ベルジュ(笑い話)/日本語と英語が競合するとき/日本語と英語の共通点/正確な日本語を求めて/言葉は人の感性や理性を作る/最後の砦、日本語/式部よ眼を覚ませ、皆の気が狂ってしまった

 

参考文献

 

おわりに